HSPとは「ハイリー・センシティブ・パーソン」の略で
繊細な人や、刺激を過剰に受けやすいという特徴があります。
そしてHSPであることは人の痛みに敏感であり
とても優しい方が多い一方で、優しすぎてストレスを感じてしまう人も多くいます。
そんな感受性豊かで、外部の影響を受けやすいHSPが気を付けるべきことをご紹介します。
目次
HSPが注意すること① 感受性が豊かなことを自覚する
まずHSPさんにやっていただきたいことは
自分が他人より周りの影響に敏感だということを自覚してほしいです。
良いことも悪いことも受け取ってしまいやすいHSPさんは
自分の知らない内に疲労やストレスを抱えてしまうということです。
例えば、騒がしい街中を歩いているとします。
普通の人なら気にならない他人の声や、大きな音、車のクラクション、排気ガスのにおいなど
様々な音、光、においを敏感に察知しています。
当たり前の日常がHSPさんには過敏に反応しているということを
まず自覚することが疲労し過ぎない為の第一歩です。
HSPが注意すること② 他人の痛みに敏感になり過ぎない
次に、他人の痛みに敏感になり過ぎないことです。
HSPさんは無意識でいることが多いですが
普通の人に比べ、他人への痛みに敏感です。
悩みを抱えた人は、HSPさんの優しさに頼っていることもありますし
助けられている方も周りには非常に多くいらっしゃると思います。
共感し労わってあげるのはHSPさんならではの優しさなので
精一杯慰めてあげましょう。しかし慰めた後は自分まで落ち込んだりしないように
気持ちを意識的に切り替えてあげることが必要です。
HSPが注意すること③ 自分のことを労わる
上記でも述べたように、共感力が高く、感受性も敏感なHSPさん。
他人の悩みにもしっかり耳を傾けてあげられる優しさがある一方、
自分の悩みは他人に打ち明けようとしません。
その理由は、自分の悩みによって他人が落ち込んだり悩んでしまうことを防ぐためです。
普通の人はそんなことは考えずに悩み相談しているはずです。
今の言葉に少しでも共感した方は間違いなくHSPです。
HSPさんは自分のことを後回しにしがちな人が多く
無意識にストレスを溜め込んでいます。
自分に甘くする訳ではありません。しっかりと自分に合った自己ケアの方法を見つけておきましょう。
HSPが注意すること④ 良くない情報は遮断する
よくない情報というのは、ネットのアンチコメントや
犯罪のニュース、騒音など日常で入ってくる情報のことを指します。
ネットやテレビを全く見ないと必要な情報も得られないので
不可能だと思いますが、自分が思っている以上に受け入れてしまっているのは事実です。
人を気付付けることを何より嫌うHSPさんの優しさは
中傷された側への憤りはもちろん、中傷した人間についても深入りし過ぎてしまうところがあります。
犯罪を犯す人、ネットで悪口を言う人がもちろん一番悪いことです。
しかしこのように至るには周りの環境のせいではないか
いい環境に恵まれていればこのようなことは起きなかったのではないか
と、悪いはずの人間でさえ共感をしてしまうこともしばしば・・・
悪い人を悪人として見れなくなってくる自分にも嫌気がさす負のループに入ってしまうため
時にはそういった情報は見ないという選択も必要です。
HSPが注意すること⑤ 自己犠牲はやめる
自己犠牲といってもそんな自覚はさらさらないHSPさんですが
他人の相談に乗って、自分の相談は気を遣ってしないという人は自己犠牲精神の塊です。
それでも優しいHSPさんは他人の困っている時に、何もしないということはできないでしょう。
そういったときは、いつもより多く一人でいる時間を多く作るなど
他人を傷つけることなく、自分の気持ちを充電させてあげることが大切です。
HSPが注意すること⑥ 感情的な共有は避ける
HSPさんにとって、一番難しく意識してやらないとできないことが感情的な共有は避けるです。
基本的に他人の悩みに感情移入してしまうHSPさんなので、「何を言っているの?」と思うかもしれません。
簡単に言うと「他人の悩みは、自分の悩みではない」ということです。
他の人に相談されて、共感しても自分に起こっていることではないので
もし自分起こってしまった体でアドバイスするより、相談者に起こっていることとして
アドバイスしてあげるようにしましょう。
そうしてあげることで相談者に起きている悩みとして感情の共有はせずに相談に乗ってあげることができます。
しかし言葉では簡単に言えますが、自分に起こった時を想定して考えるのが基本のHSPさん
にとっては、無意識で出来ることではないのでしっかり意識して感情的な疲弊を減らしましょう。
HSPが注意すること⑦ 他人にお願いしてみる
HSPさんの気持ちを楽にする第一歩かもしれません。
人のお願いを聞くのは得意なHSPさんですが、人にお願いするのはあまり得意ではない為
人の依頼を聞いて回ってついついストレスを溜めてしまいます。
なので、逆に人にお願いしてキャパオーバーしないように助けてもらうという意味の他人にお願いしてみるです。
日本人の5人に1人がHSPさんと言われているそうなので
そう考えると高確率で喜んで相談に乗ってくれる方も多いのではないでしょうか。
まとめ
人に優しく共感力の高いHSPさんは、無意識にストレスを抱えてしまうことが多々あります。
そんなHSPさんは少し、ほんの少しだけ他人の力をお借りしたり
相談してみるだけでも気持ちが楽になるかもしれません。
参考になれば少しでも実践していただけると嬉しいです。