HSPを初めて聞いたという方もいるかも知れません。
HSPとは「ハイリー・センシティブ・パーソン」の略で、繊細な人や刺激を過剰に受けやすいという特徴があります。
目次
HSPの特徴
- 音や匂いに敏感
- 他人の気分に振り回されやすく気疲れしやすい
- 自己肯定感が低い
- 共感しやすい
- 多くのタスクをこなそうとすると混乱してしまう
- 想像力豊か
音や匂いに敏感
音や匂いに敏感な人はHSPさんである可能性があるでしょう。
私は小さい頃、花火の音を聞くとお腹が痛くなる謎の現象が起きていました。
遠くで鳴っている花火の音は問題ないのですが、花火大会の現地に行ったり音が近ければ近いほど必ずなっていました。
これはあくまで自分の体験談ですが、HSPさんはかすかな匂いや音に敏感な人が多く大きな音にはとてもびっくりしてしまうでしょう。
他人の気分に振り回されやすく気疲れしやすい
人の表情や態度を敏感に察知してしまうHSPさんは、他人の気分も敏感に察知し、無意識にそれに合わせて行動してしまいます。
相手が気分の浮き沈みが少ない人であれば、自分の起伏も少なので比較的楽に過ごせるのですが、起伏が激しかったり、気性が荒い人とは合わないでしょう。
HSPさん自身も平和主義で穏やかな人が多いですが、一緒にいる人も穏やかな人を選ぶ傾向にあります。
自己肯定感が低い
自分に自身がなく周りと比べて劣っていると思ってしまう人も多いようです。
シングルタスクの人も多く自分のペースで物事を進めていくことが楽なHSPさんは、周りのバリバリシャキシャキと行動している人を見ると「自分には出来ない」「自分はダメだ」と悲観的に思ってしまうんですね。
しかし世の中にはそんな優しくて穏やかなHSPさんだからこそ相談できると思っている人も多く、実はそんなにマイナスに思う必要もないんです。
共感しやすい
他人に共感しやすく優しいHSPさん。それだけならいいですが、他人の悩みを自分にも起こっているかのように捉えてしまうこともあり、共感しやすいゆえに自分も落ち込んでしまう方もいるようです。
対処法としては共感しても感情移入しないです。難しいですが、感情移入してしまうことが落ち込む原因だと考えます。
優しいHSPさんの共感能力は残しつつ、他人の悩みであることを言い聞かせましょう。
多くのタスクをこなそうとすると混乱してしまう
先程も述べましたが、HSPさんはシングルタスクでマイペースで進められる環境を好み、居心地の良さを感じます。
急かされたり次から次へとやることが降り掛かってくる環境は苦手な人が多いです。
私も次から次へとやることが増えると混乱してしまうのですが、友人の非HSPさんの話を聞くとマルチタスクで仕事を終わらせていく優越感がたまらないんだとか。
私からするとそんな優越感いらないからゆっくりやらせてくれと思ってしまいます。
想像力豊か
HSPさんは想像力がありクリエイティブな方が多いです。
私自身クリエイティブかどうかは別として、連想ゲームのように一つのものから派生して妄想することはよくあります。
でもそれってみんなしていることじゃないのって思いますが・・・
それを想像力というのであれば私は想像力豊かな方かもしれません。
皆さんはどうですか?
HSPが苦手とする環境
苦手としている環境は騒がしい環境や、忙しなかったり急かされる環境です。
自分のペースで進められる環境を好むHSPさんは、他人から急かされると頭が混乱してしまいます。それを見て周りは出来ない奴というレッテルを張り、HSPさんは自身を無くすという負のループに陥ります。
HSPさんは決して出来ないやつ、ダメなやつではありません。適した環境を選びましょう。
HSPである自分を受け入れよう
特徴の半分以上当てはまった人は、HSP気質があるということを自覚してください。
自覚することで今まで嫌だなと思っていたこと、距離を置いてきたものがなぜだかはっきりとわかってくるはずです。
そしてその自分の受け入れることで、悩んでいた環境選び、職場選びなどの参考にしてみると居心地のいい環境に巡り会えるでしょう。
まとめ
HSPであることは恥ずかしいことでも劣っているということでもありません。人それぞれ得手不得手があるように、HSP気質の方の得意不得意があるだけの話です。
逆を言えば非HSPさんが苦手としていることが、HSPさんにとって得意なことでもあるのです。
世の中、非HSPさんの方が評価されやすいというのも事実ですが、そんな中でも生活しやすい環境は必ずあるはずです。