【簡単!バネ棒外しの使い方】腕時計ベルト交換方法を解説付きでご紹介

バネ棒外しとは?

出典:https://www.pinterest

バネ棒外しとはいったい何?と思った方もいると思います。

まず普段生活する上で、触れることのないワードであることは間違いありません。


バネ棒外しというのは

時計本体にベルトを取り付けるためのバネ棒という部品を取りは外す為の工具です。

用途としては本当にバネ棒を外す為の専用工具となりますので

普段時計をつけない方やベルト交換を自分でする機会がない方は

出会うことがないワードだと思います。


バネ棒を外す前に確認するポイント

自分で時計のベルト交換をしようと、バネ棒外しの購入を考えている方は

以下確認ポイントを一度確認してからの購入をおすすめします。


ベルトはバネ棒で取り付けられているか

ベルトの取付部は、大きく分けて2種類。
バネ棒で取り付けるタイプピンで取り付けるタイプに分かれます。


バネ棒タイプ:バネ棒外しの差し込み口あり

形状はどちらも同じ棒状ですが

バネ棒の場合、その名の通り両端がバネ式に入り込むようになっていて

端を縮めるだけでベルトを外すことが出来るため

慣れれば簡単にベルト交換ができるようになります。


ピンタイプ:バネ棒外しの差し込み口なし

しかし、ピンタイプだとまた別の工具が必要だったり

硬くなかなか取れず破損してしまったりするので、特殊な形状のものは

自分でやらない方がいいでしょう。


やってみることは問題ないですが、

時計修理を行う上でまず注意していただきたいことは、無理をしないということです。


時計はバンド一つとってもさまざまな形状があり、かつ小さい部品が多いです。

使用年数、使用頻度によって状態もかなり違い

錆びて固着してしまうとバネ棒一本外すのにもかなり苦労します。


無理をして大事な時計に傷をつけてしまったり

部品を破損して取り付けできなくなってしまったりと

余計な修理代を支払うことになる可能性があるので

無理だと思ったら専門の修理業者に依頼した方が無難でしょう。


脱着簡単なバネ棒で取り付けられていないか

そもそもベルトの取付部分はバネ棒で付けられているのでしょうか。

以下確認ポイントを一度確認してからの購入をおすすめします。


バンドから稼働できるレバーのようなものがあれば、バネ棒外しは不要です。

購入する必要もなく取り外しが可能となっています。


その時注意した方がいいのは、新たに取り付けるベルトも簡単に脱着ができるタイプ

を選ぶということ。選ばないと別途バネ棒外しが必要になります。


しかし簡単に取り外しができ、複数のベルトを併用することもできるので
特にこだわりなければ簡単脱着ベルトをおすすめします。


バネ棒外しの使い方は?

今回は、両サイドにI型とY型の形が違う部品が取り付けられている

こちらのバネ棒外しを使用していきます!

そして以下手順に従って、ベルトを外していきます。


1.まずベルト交換したい時計を用意しましょう。


2.腕時計の内側から裏蓋付近に、バネ棒外しの差し込み口があることを確認しましょう。


3.差し込み口を確認したら、バネ棒外しのY型の方を差し込んでいきましょう。

差し込んだらバネ棒の凹凸にY字引っ掛け

矢印の方向にスライドさせてかん穴からバネ棒を外してきます。


バネ棒はかん穴と呼ばれるケースの穴に

両サイド引っ掛けるように取り付けられています。

バネ棒
かん穴

4.ベルトを外していきます。

一旦、片方のバネ棒を外し、そのあとにもう一方のバネ棒を外します。


すると以下のようにベルトが外れます。


バネ棒を2本外すと、以下のようなパーツごとに分解されます。


5.ベルト取り付け

ステンレスベルトから革ベルトに交換する際は、以下のパーツは使用しません。

もし今後、ステンレスベルトに戻す場合に必要になりますので大切に保管しておきましょう。


ますはバネ棒を革ベルトにセット。


革ベルトは取り付け向きを間違えないように!!

12時の方向に、尾錠と呼ばれる金具がくるように取り付けてください。


バネ棒を片方ずつ取り付けます。


12時側、6時側それぞれ取り付ければ完成。


ベルト交換完了!


まとめ

今回はバネ棒外しの使い方とベルト交換の方法をご紹介してきました。

最初は時間がかかってしまっても、ベルト交換そんなに難しくはありません。

慣れてくれば複数のベルトを併用することもできるので

興味がある方は是非挑戦してみて下さい。

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